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「びらん」「潰瘍(かいよう)」傷が深いのは?

2025 11/07
医療知識を学ぶ
2025年1月21日2025年11月7日
スコップを持ったキャラクターが胃の粘膜を傷つけている様子を描いたイラスト。攻撃因子が粘膜を掘り起こし、びらんや潰瘍の原因になることを表現。

以下から正解を選んで下さい。

目次

「びらん」と「潰瘍」の違い

粘膜の断面図を用いて、びらんと潰瘍の違いを示した比較イラスト。びらんは粘膜の表層にとどまる浅い傷、潰瘍は粘膜下層より深い傷として描かれている。

皮膚や粘膜に起こる損傷のうち、「びらん」と「潰瘍」は、傷の深さによって区別されます。以下でその違いをまとめた表となります。

分類びらん潰瘍(かいよう)
深さ表皮や粘膜の最表層に限られる真皮やそれより深い組織にまで及ぶ
原因摩擦や軽い外傷、炎症感染症、強い炎症、血流障害
治療軽度の場合、特別な治療を必要としない薬物療法や場合によっては手術が必要

「びらん」や「潰瘍」に関連する主な疾患

「びらん」や「潰瘍」は、胃や腸、皮膚、口腔など、体のあらゆる場所で発生する可能性があります。また、それぞれの疾患には特有の症状や原因があり、適切な対応が必要です。以下では、これらの状態が関係する主な疾患を取り上げ、それぞれの特徴について簡単にご紹介します。

  • 胃潰瘍:胃の内壁に深い傷(潰瘍)ができる疾患。ピロリ菌感染やストレスが原因になることがあります。
  • びらん性胃炎:胃の粘膜表面がただれ(びらん)を起こしている状態。胃の痛み、吐き気、嘔吐、吐血や黒色便(出血がある場合)等が主な症状です。
  • 潰瘍性大腸炎:大腸の粘膜に慢性的な潰瘍ができる自己免疫疾患。下痢や血便が主な症状です。
  • 逆流性食道炎:胃酸の逆流により食道にびらんが発生する疾患。胸焼けや呑酸が特徴です(※軽度の場合は「びらん」、重度では「潰瘍」に発展することがあります)。
  • 褥瘡(床ずれ):長期間の圧迫による血流障害で、皮膚や組織が潰瘍化する状態。特に寝たきりの患者さんに多いです(※基本的に「潰瘍」を指しますが、初期段階では浅い損傷が見られる場合もあります)。
  • 口腔潰瘍(アフタ性潰瘍):口の中に小さな潰瘍ができる状態。ストレスや栄養不足が原因となることがあります。

病名にびらん性や潰瘍性と付いているものがあるね!

どちらがより深い傷かを覚える方法

潰瘍(かいよう)は深いよう(かいよう)という語呂合わせで、びらんと潰瘍の違いを覚える方法を示したイラスト。潰瘍が粘膜の深い損傷であることを視覚的に表現。」

参考文献

  1. MSDマニュアル プロフェッショナル版「消化性潰瘍」(潰瘍とびらんの深さの違いに関する医学的定義)
  2. 国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」(潰瘍・びらんの一般向け解説)
  3. 丸山保彦.「びらんと潰瘍(gastric erosion, gastric ulcer)」.『胃と腸』52巻5号. 2017. (消化器領域における専門的定義)

びらんと潰瘍、どちらが深い傷なのか知っていますか?皮膚や粘膜の損傷具合によって定義が異なります。ポイントの簡単…

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